仕事を辞める日


5年間勤めた会社を辞める日。
辞める直前まで実感が湧かなかったけど、ようやくそういう雰囲気になってきました。

仕事でお世話になった先輩や同期、後輩に挨拶をしているとどんどんそんな気持ちになってきました。


私はこの会社で何を得たかったのか。
何がやりたくて勤めていたのか。


仕事のプレッシャーを受けて朝起きることもありましたが、
嬉しいことに今になって思い出されるのは辛かった思い出よりも楽しかったことを思い出すことの方が多いです。
そういった日々を送れただけで自分にとっては楽しい日々だったように思います。


今後は生活が大分と変わるだろうから仕事もできないかもしれない。

それはそれで、それも良しとしようと思います。
これからも自分のやりたいことだけをやろうと思います。

そうすればきっといい思い出をたくさんこれからも残せるはず。



さらば東京。
ありがとう東京。


何が自由か知っている
道は真っ直ぐ歩きなさい
深い海には近づかないで
そんな あなたの言葉を置いてきた


月はどんな道にも光をそそぐ
暗闇に泳ぐ魚たちは宝石のよう
ぐうぜん ニンゲンと呼ばれてここにいる私
何を恐れていたのか
何と戦ってきたのか


そろそろ持ちきれなくなった荷物をおろす頃
もっとチカラを
やさしくなるためのチカラを
何が自由か知っている
何が自由か知っている

Flying Fin

9月13日〜9月20日まで念願の北欧の旅に行くことにしました。

休みを急にいただけることになったので、格安航空券どころか、フィンランド行きの航空券が全席満席で取れない。
北欧は西欧と違って便も少ないし、今の季節は寒くなくて気候的にも良いシーズンだかららしいですよ。
でも、折角もらえる休みを無駄にしてはなるまいと思い、あらゆる手法を使って今からでも購入可能な航空券を探す。

いろいろな旅行会社に電話したけど、どこも満席満席。
長い休みだし2カ国行くかってことになり、ヘルシンキフィンランド)直行便はだめでも、ストックホルムスウェーデン)まで行ければ、ストックホルムからヘルシンキまで船(タイタニックみたいなん)で行けるしな〜。
あのあたりは島がたくさんあって景色もきれいだしなーと思いを馳せて獲得に凌ぎを削るものの、そのルートも満席であえなく撃沈。
KLMオランダ航空なら+18万で取れますとのこと・・・そんなん高いよ。
南米に行くわけではないのだからよ・・・。

どうするか〜と更に調べていくと、コペンハーゲンデンマーク)からもフィンランドへ行けるみたい。
追加料金がかかったものの+3万くらいで取れるとのことなので、コペンハーゲン経由で行くことにする。
何はともあれ、行けることになってよかった。

今度から早めに航空券をおさえよう。


出発
ついにこの時がきました。
11時の飛行機に乗るため、7時に起きて空港に向かうはずだったのにまさかの朝寝坊。
まずいよ、ウチから空港まで2時間弱かかるのに。

トランクを引き下げて全力で向かう。
日暮里からスカイライナーに乗る。
スカイライナーめちゃくちゃ速いな!30分くらいで成田空港へ。
最初はどうなるかと思ったけど、1時間遅れで空港に到着しチェックインを行う。
いよいよ出発です。

今回は1日目にコペンハーゲンで乗り継ぎしてヘルシンキに行きます。
朝成田を出て、ヘルシンキに着いたのは21時くらい。
大体12+3時間のフライト。
この日は流石に疲れたよ。
空港からバスに乗ってホテルへ向かいました。


フィンランド
昨日の移動疲れも感じていられず、ヘルシンキが始まります。
朝、7時に起きて9時にヘルシンキをチャリでサイクリングしました。
ヘルシンキの街は小さいです。
でも、いたるところに「デザイン」が散りばめられています。


テンペリアウキオ教会
ここはコンサートホールな感じのところです。
ホールの中は自然光が降り注いでいて、照明を控えめにしています。

だからか余計に神秘的な異空間気分が味わえるのかなぁ。
静かにゆるゆると音楽が流れていて、もともとの教会の姿が残されていました。
ヘルシンキは1年を通して曇りがちの気候が多いからこんな作りにしているんだと思います。


ポスティ
フィンランドの郵便局ですよ。
 
郵便局のイメージカラーはオレンジとブルー。
色使いもおっしゃれー。

マカダミア書店
有名なアルヴァ・アアルトが設計した本屋さん。
ここは有名よね。

マーケット広場
ヘルシンキの波止場にはマーケットが広がっています。
野菜とかキノコとかお魚とかベリーとか。色鮮やかです。

マーケットのおこぼれをもらうのか、めちゃくちゃパンパンに太ったかもめがたくさんいます。

波止場にはカメさんもいます。

こういうオブジェがさりげなく置かれているのも「うまい」です。
マーケットでイチゴを買って食べたよ。


ヘルシンキ大聖堂
ヘルシンキの曇り空には白色の聖堂がよく映えます。
 

ヘルシンキ大聖堂に行ったらカラフルなくまさんがお出迎えしてくれました。
外観も良かったけど、中も良かった。帰ってきたら犬と遭遇しました。
 

そうそうヘルシンキは現在サマータイム。白夜なのです。
こんな感じの時間が21時くらいまで続きます。
 
外は明るいけど、お店とかは18時くらいには閉まってしまうので、私も早めにホテルに帰りました。

地図持ってウロウロしてると、みんな「大丈夫?助けはいるか?」って声をかけてくれます。
トランク持ってくれたり、道を教えてくれたり、コンビニで彷徨っていると「これが旨い」って教えてくれたり。

一番うれしかったのは、私が歩いて目が合ったりするとスマイルをくれるわけです。
そういう無言の会話は日本ではないなぁ。
ほとんど曇りばっかりの気候なのに、人はこんなに優しいのです。


アラビア工場見学に
今日はトラム(路面電車よ)に乗ってアラビアに行きます。
乗車券の購入方法がわからず、キセル乗車をしてしまう。
どうも乗るときに運転手さんから行きたい駅までを買う仕組みなのだと周りを見て悟る。
なんかよくわからないままアラビア工場に着きました。

ここでイッタラが生産されておるのです。ドキドキワクワク。

ここでは日本語ガイドさんに工場を案内してもらう予定でした。
が、なんと入れ違いがあったのか、私が予約していた日本語ガイドさんは一足先に工場見学に来た日本人に取られたらしく、今英語のガイドしかできないのよ〜って言っていました。
そらしゃーない、どうにかなるかと思い工場内へ。

工場内では製品を製造しているところを見学。
職人さんがひとつひとつ丁寧に作っておるのです。
日本の工場はオートメーション化が大分進んでいるのですが、イッタラは人が実際に作っているのも多々見ました。
しっかり丁寧な仕事をする姿を見て、私もしっかり仕事せねばと思うこの頃でした。
 

さてトラムに乗って市内へ。
今回はちゃんとお金を・・と思ったが、運転手さんは私を見るなり、金いらないよジェスチャー
早く座ってというので、またもやキセル・・・。


スオメンリンナの要塞
アラビア工場から帰ってきて、まだ時間があったのでスオメンリンナの要塞(ヘルシンキから船に乗って島に行くのよ)へ行ってきました。
フィンランドはもともと1750年頃はスウェーデン領土だったのよ。
その時にロシアからの攻撃を避けるため要塞を作ったのね。
大砲が海に向かっています。
 
要塞の壁も隙間があいていて壁に隠れて銃がかまえられるようになっていたりとか、
洞窟が深く掘られていて、ここに非難したり、武器の格納所に使用されていたのがわかります。

こういうのを見ると切なくなります。
ヘルシンキスウェーデンとロシアのちょうど中間にあって貿易港として栄えていたから、
ここを占拠する、ここを落とせばという気持ちがお互いに強かったんじゃないかな。

なんか今回はいろいろ考えさせられる旅でした。
日本にいるとあまりそういう歴史とか肌で感じることが少ないような気がする。
沖縄とか広島とかくらい?

そういった歴史を知っておくこともきっと大切なこと。
そんなこんなで明日は朝6時にヘルシンキからコペンハーゲンへ旅立ちます。

FUJIにて新生現る

今年も7月29日(木)〜8月2日(月)までフジロックに行ってきました。
だんだん毎年の参加が恒例になってきていることは良いこと。

去年と同じようなことを書いているかもしれませんが、再度自分の気持ちを確認してみましょう。

■28日
29日の出発が早い(6時出発)ことからひろーの邸に前泊させてもらうことになりました。

兎にも角にも水曜日は早めに仕事を終らせて、一旦自宅に帰らなくてはならないというのに障害発生*1

なんということや。

今週は比較的に仕事も落ち着きを見せていて、定時上がりが多かっただけに、なぜこのタイミングで?
「これがAMOか」と今の自分の役職の性を思い知らされる。。

やっとの思いで対応が終って会社を出たのは22時過ぎ。
今から家に帰ってひろーののところに行けるのはおそらく終電。
急いで家に帰って最後の荷物を持ってひろーののお家に向かう。

渋谷駅のふたり暮らし的なポスターに癒されながら山の手線を待つ。
あれ?全然来ないよ・・・?
なんか人身事故で遅れているみたいよ?

結局、ひろーののところに到着したのは2時過ぎ。
ひろーのは明日、運転もあるのに3時間くらいしか寝れない。
なのに「おつかれー、大丈夫だった」と優しい。
よこやんもそんな遅い時間からフジロック予習講義をしてくれた。

前日から人の温かみを受けました。

■前夜祭
5時くらいに起きて車を取りに行く。
荷物をせっせと積み込むところでママ、とまちゃん、なーちゃんと合流。
みんな元気そうだ。

私も睡眠時間が短かったとはいえ、前日の疲れで爆睡したのであまり眠くない。
眠りが深いことには自信があります。

でもやっぱり車内では眠ってしまういい加減な奴です。

ビックリするくらい予定通りに到着。
眠りから覚めた時、すでに苗場に居たのであっという間に着いた感じでした。
なんと勝手な奴だ。

でも既に人がたくさんゲート前に並んでいる。
とまちゃんと私でリストバンドの交換を待つためにゲート前に並んでみる。
到着したときは、雨がパラつき、「雨だ〜雨だ〜」とテンションをあげていたものの、いざリストバンド交換のためにゲートに並びだすと意外と寒く、体力を奪われる。

お昼くらいまではまだ雨もそこまで強くなかったので、テントも荷物搬入も無事に終ったのですが、前夜祭の時間が近づくにつれ雷雨となり、めちゃくちゃ寒い。

テントの図


こういうときは寝るしかないのです。
結局、前夜祭に行くこともなく苗場温泉でまったりしてそのまま就寝することにしました。

■1日目
いいね〜。
晴れとるね〜。


昨日の嵐が嘘のようやね。
今まで苗場って涼しい印象があったけど今年は暑い?
私の前の人も熱中症で救護室に運ばれてたしね。

毎年同じようにヘブンのピザを食べて、LOTUSでラムチャイ飲んでやってることは同じだけど、
毎回幸せをいただきます。

意外とiLLがポップになってて良かった。
CDだとマニアックで暗いんだが。
ナカコー久しぶりに見たな。
スーパーカー以来やった。

REDで食べたさんま。
雨がめちゃくちゃ降ってきて、さんまが濡れた。
汗かいてるみたいやね。

MUSEも素晴らしかった。

私はあまりロック聴かないんす。
初めて音を聴かせていただきました。
こちらも雨の中踊り狂う。
一緒に見てたなーちゃんはひたすら「キャー」と燃え滾っていました。

★ラインナップ★
キセル
iLL
MUTEMATH
THE XX
BROKEN SOCIAL SCENE
MUSE


■2日目
残念なことに2日目の記憶はHEAVENとオレンジで踊った記憶しかない。

楽しかったなぁ。
2日目なのに、3日目のようなテンションだった。
いい大人なのに、「自分が楽しめればOKだろ」な気持ちで踊っておきました。
精神年齢は12歳でした。
ちょっと私は踊りのフリが大きいので、周りの人にぶつかったりとか悪ノリして下ネタダンスを強要したりします。
楽しいフェスにも分別ある行動を。
もう少し大人になろう。

よっちゃんで一緒に踊ったママがところ天国でグレープフルーツジュースを一気飲みしているのを横目に「今日もやってやったぜ」という熱いものを隣で感じました。

★ラインナップ★
DIRTY PROJECTORS
MATT&KIM
KITTY DAISY&LEWIS
TROMBONE SHORTY&ORLEANS AVENUE
ONE DAY AS A LION
EGO-WRAPPIN' AND THE GOSSIP OF JAXX

■3日目
あれ?もう最終日?
最終日といえば、VAMPIREでおばちゃんに会った!

大学以来だった。
おばちゃんは昔から音楽が好きだったな。
ひとりキャンプってすごいな。
よほどの根性が無いとできない技だと思います。

久しぶりに会ったおばちゃんはしんどい空気は微塵も見せず、「ここに来れて幸せやな〜」というていた。
ほんと、あの頃と変わらずの姿に話していると癒されてきます。

トムヨークはダイアンバーチを見た後にグリーンまで行くか心が折れそうになったけど、見といて良かったと感じました。
トムヨークの不思議な世界(けして派手でない)にのまれるかと思った。
いや、のまれてたな。

そのまま放心状態のままベルセバへと突中する。
最後まで幸せな空間でした。
次の旅行先はアイルランドということを胸に刻んでおきました。

★ラインナップ★
ゴッチ(テントで妄想)
OCEAN COLOUR SCENE
DONAVON FRANKENREITER
RIDDIM SAUNTER
VAMPIRE WEEKEND
FOALS(入場規制で通っただけ)
DIANE BIRCH
ATOMS FOR PEACE
IAN BROWN
BELLE AND SEBASTIAN


今年も素晴らしかった。

■帰宅
あれ?もう帰るのか。
年々早いなぁ。
帰宅途中の非現実的な時間帯が好きです。

*1:障害が出ちゃうと、うちの会社の過失なので即対応がもとめられるのよ〜

World Happiness


先週からのフジロック熱も覚めやらぬうちにフジロックメンバーに会ってきました。
今回は年頃の女子オンリーでのホームパーティー
メンバーの一人、ながの誕生日ということで誕生会を催した次第です。


私は夕方頃から英会話に行っていたので遅ればせの参加となりました。
メンバーの皆さんは快く出迎えてくれました。

今回の楽しみはなんといっても、とまちゃん&なが愛の巣in根津。
東京の地理にあまり詳しくない私は根津?はて?な気持ちのままお邪魔してきました。



素晴らしき三十路。

やっぱり誕生日は何歳になってもうれしいし、今の自分の状況を確認する節目の日だと思います。
私はそう思います。
今回は「誕生日プレゼント着払い」発言をたくさんしたな(笑)
プレゼントなのに着払い?ってみんなが突っ込むポイントだった。



女子会とあってか、料理がおいしい。
人に作ってもらう料理を食すって新しい発見があっていいなぁ。
自分の想定外の材料とか調味料。
たくさんのアイディアと発想をいただいちゃいました。
あ、あとたくさんの作り手の愛も感じてきました。



私もお手製ジンジャーエールを提示してきました。

ジンジャーエールを入れてるコップが昭和で「夏」感満載で最高です。



女子みんなで近所の銭湯。
フジロックに行ったときにみんな一緒にお風呂に入るから手馴れたもんです。
根津がそうさせるのか、人柄がそうさせるのか、お風呂屋さんに来ているおばちゃんと身内かのように話をする。

みろ、この昭和の風景。

おばちゃんが好きなのか・・・?そんな気もする。
おばあちゃんからのお下がりのレトロ品がたくさんおうちにあったしな。
禁断の女湯がセクシーすぎて最高です。



土曜の夜はやっぱり最高でした。
みんな元気に衰えを知らず話し込む。
フジロックではサバイバル生活*1をしているから、話をする時間はあまりありません。
今回、新しい話題もたくさんいただき、たくさんのみんなの魅力に触れる。




でもでも、あっという間に時間は過ぎてしまうもの。
だからこそ価値がある。




今晩はなが&とまちゃん邸に泊めてもらってしまいました。
朝一*2で私はみんなから「疲れてるのにうるさいよ」で粗相をしてしまう。
でも、優しいから許してもらえる。
やってしまってから私は頭を抱える。



せっかく根津にきたので街ブラもしてみる。


有名なたい焼き屋さんらしい。明日の朝ゴハンにする。
 



讃岐うどんも食べる。
 
うどんのモチモチ感と共に香川県を思い出す。
元カレは香川県民だったなぁ。



街ブラをする女子。素晴らしい風景。


帰りは自宅付近まで都バスがはしっていることもあってバスに乗って帰って来た。
バスに乗ってるおばあちゃんが「私は近くの停留所で降りるからこの席に座ってね」と言われ、ほっこりした気分になる。




終わってみて思ったのは、ちょっと高校生の頃の元気に話をしてた自分とあまり変わってなかったこと。
あれから大分と歳を取ったけどそこだけは変わらずに元気に話をする自分は、これからも変わりたくないなぁ。

仕事をしていると「変わりたい」とか「成長したい」と思うことが大半だけど、
そこだけはありのままの自分でずっといたいと思う瞬間。
こういう変わらない自分の箇所を増やすのも生活を安定させる方法だと思う。

*1:日々の生活に疲れて寝てしまうの・・・

*2:7時から5分おきに私の目覚ましアラームが鳴るの〜

気持ちに余裕


7月23日から27日まで、今年もフジロックに行ってまいりました。
今年はあっという間にフジの季節が来てしまいました。


朝、8時に起きてキャンプの最終準備をして吉祥寺に向かいました。
電車に乗ると逆方面だからか、めちゃくちゃ空いてる。
パンパンのリュックを座席において外を見ました。
「私の夏休み」と認識しながら待ち合わせ場所に向かいました。

今回は初めてお会いする会社の先輩のテントに泊めてもらうことになっています。
失礼のないように・・・大分とドキドキしながら現地に向かいました。
フジへ一緒に行くメンバーは会社の先輩がほとんどだけど、普段は一緒に仕事をしていないから、久しぶりに会えることもあって楽しみにしていました。


現地に到着。
まだ木曜日だというのにテントがたくさんキャンプサイトにたっていました。
「今年、テント数多いよね」と言いながらテントをたてる場所を探す。



テントに泊めてもらうトマちゃん、ひろーのに初めましての挨拶をする。
「まいまいです!!」って元気良く挨拶したら若干引き気味だったのが気になる(笑)



現地は山だからちょっと寒いくらい。
でも、冷えたビールはうまい。
前夜祭。
人が多い。緑も多い。
雨がパラパラ降っている。
寒くて、近くのホテルの温泉をパクって怒られる。
この歳で怒られることがあまり無いから、ちょっとウケる。
ひたすら平謝りしてきました。
本当にあほです。でも、これもいい思い出です。
明日、天気になることを祈りながら床に就く。



1日め。
雨のパラパラ音で目覚める。
テント泊で暑くなくて起きるのはこれがはじめて。
めちゃくちゃ降っている。
でも、レインウエア着ればどうにかなるだろと思いながら着替えてステージに向かいました。



一発目のステージはFIELD OF HEAVEN。
雨が降ると寒いからあまりビールが飲めない。
そして、寒すぎて、あまり動けない。
いすに座りながらちょっと寝てしまっては寒くて起きてしまう始末。
これではダメだと思いながら、無理して起き上がり踊ってみる。



結局、寒すぎてぬかるんだ地面をびちゃびちゃ歩きながら車で暖を取りに行きました。
1日目は前日の失態を反省して、30分かけてお風呂に入りに行ったよ?




2日め。
やばい、やっと晴れた。
晴れとる。

 


さんまも食べる。



3日め。
え?もう最終日?というくらい早い。

朝からテントを片付けてお昼過ぎからHEAVENに向かいます。
ボードウォークって楽しいな。
東京でもボードウォーク出来ないかな。


パラパラと小雨も降ったけど、そんな大降りにはならなかった。
高橋幸宏のライブ中に雨が上がって月が山際に見える。
霧があがって視界全体がぼやけて見える。
小山田くんもぼやけて見える。


環境のせいもあってか、Animal Collective
暗いしっとりした中での音楽。
自分の鼓動がドキドキいっているのか、重低音が鳴っているのかどっちが聴こえているのか自分自身わからない。
混在した音楽が耳に入ってきます。胸がいっぱいになります。
なんかよくわからない1時間があっという間に過ぎていきました。



こうしてみると短いような気がする。
でも、たくさんの人に出会えたような気がします。



清志郎のうさちゃん。なんてかわいいんだ。



フェスは優しい人で溢れています。
ひとに優しくされれるから優しくできる。そうするとまた私に優しくされた人は別のところで優しくする。
こんな些細なことが日常生活ではあまりおきません。
寂しいものですね。
私も日常生活でイライラしててはダメだ。
余裕が無いから優しくできないんだ。



4日間、緑だけを見て、耳から入ってくるのは周りの人の声と音楽だけだったのが、
そんな日々から東京に帰ってくると色々な日常音響が溢れている。
こうして私は現実へと返る。


こんな私にも


最近仕事をしていて、話題になるもの。


若手の育成です。
私も若手なので、人に教えられるような人間ではありませんが・・・。
こんな私にも下のお世話している子がいます。


実際に、私も新人時代から2、3年目時代はたくさん上司に怒られて、エネルギーを使わせていたのにも関わらず、
進歩とか反省が見られなかったりして迷惑をかけてきました。
現に、今でも上司の頭を抱えさせてしまうこともあります。
今日は私のことはさておき、新人さんについて考えてみます。



仕事ってなにか
入社して間もない社会人は、主体性がありません。
仕事を与えてもらって、作業をする。言われないとできない体質のようです。

その原因として、
評価される(仕事ができる)って言われている人の要因を履き違えているんだと思います。
私が考える仕事ができる人は、自分自ら仕事を生み出し、リスクヘッジを行うことだと思います。
ただ上司から与えられている仕事を真面目に着々とこなしているだけでは評価はされない。
それに気づけない限り、やれどもやれども評価はされない。
自分は頑張って仕事をしているつもりでも、周りからの評価は低い。
何をやれば評価されるのかがわからなくなる。自分のモチベーションが低下する。

・・・という実に抜け出せないスパイラルに陥ってしまうのです。
でも正直、入社してすぐから「仕事とは」とか「ビジネスマンのあるべき姿って」って言うことを確立させるのは難しいものです。
そういった自分なりの見解を持つ機会は仕事をしている環境にたくさん転がっています。
キャリアがある人はみんなそれなりに仕事への考え方みたいなものを持っているはずだから。
だから、新人さんは仕事を一緒にしている人から社会人としての心の持ち方とかを学んでほしい。


でも、周りを感じることって簡単なようでなかなかできない。
ただでさえ自分の目の前の作業でいっぱいなのに。
仕事を離れて、食事でも一緒にしながら仕事に対する考え方について育ててあげる・・・
食事の場でも仕事の話なんてと嫌がる新人さんもいます。



自分にできること
でも、私はそんな一緒に仕事をしている周りの人から働くことへのヒントをもらうようにするきっかけを与えてあげたいと思います。

私がいくら言葉で説得したところで、新人さんが理解できるかと言ったら無理だと思います。
そもそも経験していないんだから。
自分で経験して、感じてもらうしかないんです。
私も入社当時に上司や先輩社員から言われた言葉を理解できていたかと言われたから理解できていませんでした。
でも、意外にもその言葉は自分の中にメッセージとして残っています。
社会人になって3年が過ぎた今だからこそ、自分の中に落ちてきているものもあります。


より多くのメッセージを残すためには、
自分が下から憧れるような存在になることが求められます。
どんな業種の人でもその世界に精通している人の一言は大きくタイアップされます。
私も新人さんにとってはこうならなくてはならないということです。


一度に多くを語らないようにする
たくさん教えて少しでも早く一人前に・・・という気持ちがありますが、
一度に多くのことを与えないほうがいいと思います。

あれもダメ、これもダメってなると
自分がまず向かった方がよい目標点を見失いがちになり、気づいたら全部中途半端になってしまうように思います。
ダメなことがあって当たり前、1つ1つできるようになるためには、自分の今の課題ととことん付き合うことだと思います。
1つでも完璧にできるようになれば、自分の自信にもつながり、あとは加速するだけだと思います。


愛を相手に伝える
時には厳しいことを言わなくちゃいけない時もあると思います。
その時に、期待しているから怒っているということを相手に伝えなくてはいないと思います。
先輩とか上司って自分の親みたいなものだから、見離される程切ないものはないです(泣)

これは意外に効き目が強いです。
これを怠ると新人さんの今後の活躍が期待できない時もあります。
ただでさえ自分に自信が無いのに、何をやらせてもダメなんだと思い込んでしまうように思います。


当たり前のことを書いていますが、意外と実践できないものだと思います。

ちょっとお休みができたので


5月17日から23日までお休みをもらえることになったので、フランスに行ってきました。
一週間前に休みが取れる事が判明したので、昔から行きたかったフィンランドへの航空券が取れず、そうなったらどこに行くか・・・と悩んだ結果、フランスに行くことにしました。
フィンランドはもともと便数も少ないし、かもめ食堂の影響もあり、北欧ブームがまだまだ続いているんです。


今回は一人旅。不安なような気楽なような。

出発日は雨でした。雨の中、クソ重いトランクケースを持って成田に向かいます。
成田は新型インフルエンザの影響があってみんなマスクをしていました。
飛行機の中は月曜の割には人が多い。
じいちゃん、ばあちゃん、ハネムーンの人たち。


出発前の金曜日までひたすらバグ回収に精を出していたため、何一つ旅計画が立てられていませんでした。
そのため、私はひたすら地球の歩き方を読み漁りました。
ひとりだし、英語と少しくらいフラ語を話したいと思い、機内でブツブツ発声練習をしました。




でも、疲れているのか、朝が早かったからか、シャンパンのせいなのか眠くなってすぐ寝てしまう。
フランスまでは直行便で12時間程度。

行きたかったフィンランド。フライトマップにより、おおよその位置を確認。




フィンランド上空では、ずっと地上の景色ばかり見ていました。
大陸のなかに数え切れないくらいの湖があって、神秘的?な感じです。


フィンランドヘルシンキからスウェーデンストックホルムへ向かっていく途中、バルト海を横断するんだけど、
その区間は小さい島がたくさんあって上空からの景色は本当にきれい。
「海の色が青くてきれい」とかそんな生易しいものではありません。大地と自然を機内にて感じました。


そんなこんなで、寝て起きてを繰り返していたらフランスに着いた。エコノミー症候群にもなっていません。


私がパリの拠点に選んだリヨン駅。現在、20時。

パリは現在、サマータイムなので、22時くらいまで昼間のよう。
私ひとりが一人歩きしてもまったく危なくない。

とはいえ、初日は疲れているのでカフェでお茶をして、すぐホテルにチェックインしました。
さぁ、明日から何しよう。



今回の旅の目的は森に行くこと。
マイナスイオンを感じたい。

たくさんマイナスを感じてきました。
主に、ベンチとか草むらに座って本を読みました。


パリの西部にあるブローニュの森


ブローニュの森はむちゃくちゃデカかった。



モネの家。これはパリ郊外。むちゃくちゃ田舎。


ここでモネは絵を描いていました。
ここでなら私も仕事ができると思いました。ちょっと亀戸に居るのは飽きてきていました。

モネの家に行ったら、モネの絵が見たくなってオランジュリー美術館に行ってきました。




オランジュリーはチューリッヒ公園(東京の日比谷公園みたいなものだよ)の近くにあるんだけど、小さい美術館だからエントランスにたどり着くまでに時間がかかった。

途中、きれいなおねいさんに「Is this building Oraglie?」とか聞きながらようやくたどり着きました。
 

壁一面にモネちゃんの絵が飾ってあります。
館内は照明が当てられていないから少し暗めの部屋でした。
そんな中、モネちゃんの鮮やかな絵が白い壁に飾ってあります。

不思議な空間です。神秘的です。よくわからないけど、天国みたいなんです。



デザートもたくさん食べました。
なんでこんなにテンションがあがるのか。
 


パリは教会が多いからバゲットとか買って外で買い食いしていました。


たまにはオイスターも食べます。


パリの街並みにも癒されます。
 


犬も寄ってきます。


でもやっぱりミーハーなので、ルーブル美術館にも行ってきました。


ここはすばらしかった。もうすぐ30歳になるけど、歳をとると少しは美的感覚が変わるのか、良いと感じました。
 


そんなこんなで旅も終わり。


一週間程度の短い期間だったけど、長かったような気もする。
ひとりで公園に居たり、レストランに入ったり、地下鉄に乗っていたりすると本当に良く話しかけられます。
結構、日本語が堪能なフランス人もいて驚くくらいです。


私が地下鉄に乗って移動している時に、日本語を勉強しているらしい大学生の人が、
「日本語の『とりあえず』はいつ、どういうシチュエーションで使ったらいいのかわからんから教えてくれ」と言い出した。
おそらく私が地球の歩き方を片手に持っているから話しかけてきたのだろうと思う。
私はちょっと会話をする。彼女は違和感なく日本語を話す。
なぜか私は下手な英語で「 Your japanese is very well!」と言う。
彼女は「Japanese is OK」と言う。


そんな中、私は「その場しのぎの時に『とりあえず』をよく使うよ」と言うと、
「日本人ははっきりしてないのね」と彼女は言う。
どうやらフランス語には『とりあえず』的な言葉が無いらしく、不思議な言葉だと感じていたらしい。
私はちょっとは彼女のタシになる事ができたかなぁ。

・・・と必死の返しをしていたら、降車目的の駅を通過したりしていました。



マップを片手に掲示板をみているとポリスや駅員さんとかが親切に声をかけてくれます。
「そこのガール大丈夫か?困ってないか?ひとりで何してる?」みたいな。

「お前は何歳だ?」っていうのもよく聞かれました。
面倒なので「サーティ」と答えると、「小、中学生かと思ったよ!」とか言うてきます。
失礼な話や。

トランク持って地下鉄の駅を歩いていると、「エレベータがあっちにあるからそれを使うといいよ〜」と話しかけてくれたりして、みんな優しいんだよ。
東京で生活をしていて、私はそんなことをしてもらったこともないし、したこともない。
全然知らない人にも配慮するって簡単にはできないことだと思います。



たくさんの優しさをもらって帰ってきました。
私も日本にいるフランス人には優しくしたいと思いました。